電車内での「携帯電話での通話はご遠慮ください」は一体誰が考えたマナーなのか
日本では電車内での通話はマナー違反ということになっていますが、なぜこれがマネー違反扱いなのかずっと疑問に思ってます。別に電話ぐらいいいじゃないかと。
僕自身はそもそもあまり電話を使わないので自分が話したいわけではありませんが、人が電話で話してても気にならないし、むしろこっそり聞き耳を立てて楽しんでるぐらいです。
迷惑に感じる人がいるだろうことは理解できますが、それは電話に限らず普通の会話にも当てはまること。そうすると「電車内での"会話"はご遠慮ください」もやらないと不公平じゃないか。
さらに、公共の場所(もしくは不特定多数のいる場所)で声出すのはダメよという美意識に基づくものだとすると、「レストランでの会話はご遠慮ください」とか「公園での会話はご遠慮ください」とかもマナー違反にしないと不公平じゃないかと。
レストランとかでも物凄い大声で話してたら迷惑だけど、電車内でもそんなに大声で話すわけでもなかろうに。それなら金曜の飲み会後のおじさまたちの会話のほうがよっぽどうるさいんじゃないか。
これが、病院で精密機器に影響があるからとか、授業や講演の最中とかだったら明らかに誰かの迷惑になるから分かりますが、電車の中で話したぐらいでそんなに迷惑か、と。
このマナーのおかげで、会社や取引先から電話があっても、「今電車なので」と重要な話が後回しになってしまう。
と、ここまで書いて、これのおかげで電車に乗っているときは電話に出なくても許されるという日本国民全員の共通認識があることに気がつきました。
そうだ、上司や嫌いな人や苦手な取引先から電話がかかってきても電車に乗っているということにすれば出なくても許される。
やっぱりこのマナーは必要ですね。